サーフボードの保管と運び方|車がなくても海に通える(自宅・ロッカー・自転車)

道具・ギア選び

ボードを手に入れると、次にやってくるのが「これ、どこに置いて、どうやって海まで運ぶ…?」という問題です。

とくに車を持っていないと、けっこう悩みます。じつは僕、車で海に行ったことは一度もありません。それでも6年、問題なく通えています。

この記事では、車がなくてもサーフボードを保管して、海まで運ぶ方法を、僕の実際のやり方で紹介します。

この記事でわかること

  • ボード3本の保管方法(ソフトは庭、ハードは室内)
  • 家に置けないときの「ボードロッカー」の実際
  • 車なしの運び方(徒歩・自転車+サイドキャリア)
  • バイクで運ぶときの積載サイズ規制

保管:自宅に置く or ボードロッカーを借りる

僕の自宅保管:ソフトは庭、ハードは室内

スペースがあるなら、いちばん手軽なのは自宅保管です。僕は今、1階の戸建てタイプの賃貸に住んでいて、庭と居室に、それぞれ横置きでボードを置いています(今あるのは3本)。

置き場所は、ボードによって分けています。

  • ソフトボード:庭(屋外)
  • ハードボード:ボードケースに入れて居室(屋内)

理由はソフトボードのほうが日焼けなどで傷みにくいから。デリケートなハードボードは、ケースに入れて室内で守るようにしています。

ボードにとって良くないのは、直射日光と高温。屋外に置くなら、日焼けに強いボードを選ぶか、カバーをかけるなどの工夫があると安心です。

ソフトボードは「そのまま持ち出せる」のが楽

庭に置いているソフトボードには、もうひとつ大きなメリットがあります。

ソフトボードはワックスを塗らなくていいので、庭からそのまま持って行けて、片付けるのも楽なんです。

ハードボードだとワックスを塗る手間があり、そのワックスが砂や汚れを拾うので、扱いに少し気を使います。その点ソフトボードは、思い立ったらそのまま海へ、帰ったらそのまま庭へ。この気軽さは、毎日のように海に入る人ほどありがたいです。

初心者にソフトボードをすすめる理由は初心者の最初の一本にも書きましたが、この「扱いの楽さ」も地味に大きな魅力です。

ボードロッカーを借りる

家に置けない、あるいは海から遠い場合に便利なのが、ボードロッカーです。海沿いのサーフショップなどが、有料で貸してくれます。

僕も、横浜の実家に住んでいた頃は、鵠沼のショップのロッカーを月4,500円で借りていました。原付や車で毎回ボードを運ぶのは現実的じゃなかったので、海の近くに置いておけるのは本当に助かりました。

そのロッカーは屋内で、鍵はなし。シャワーは使えるという環境でした。ちなみに最近そのショップは建て替えられて、湯船やサウナができて、飲食もできるようになったと聞いています。今はそういう充実したところも増えているようです。

ロッカーのメリット・デメリット(実感)

実際に使ってみた感想は、こうです。

  • メリット:持ち運びの手間がなく、手ぶらで海に行ける手軽さ
  • デメリット:毎月お金がかかる

おもしろいのは、同じ月4,500円でも、住む場所によって感じ方が変わったこと。

実家から通っていた頃は、まったく高いと感じませんでした。でも鵠沼に引っ越してからは、家賃を払いながらロッカー代も払うことになり、急に割高に感じて自宅保管に切り替えました。

「海から遠いならロッカー、近いなら自宅」——シンプルですが、これがいちばん納得のいく使い分けだと思います。

運び方:車がなくても、なんとかなる

徒歩(海が近ければ最強)

身も蓋もないですが、海の近くに住むのが、いちばん楽です。今の僕は、由比ヶ浜・材木座へはボードを脇に抱えて歩いて行っています。

じつは僕、鵠沼に住んでいた頃に「通うのが面倒だな」と感じて、より海に近い環境に引っ越した、という経緯もあります。それくらい、”海までの距離”は続けやすさに直結します。

自転車+ボードラック(サイドキャリア)

徒歩がむずかしい距離なら、自転車にボードラックを付けるのが定番です。

僕も鵠沼に住んでいた頃は、7.2フィートのボードを自転車のボードラックに載せて、10分ほどかけて通っていました。今も、少し距離のある稲村ヶ崎へは自転車です。

ちなみに妻は腰痛持ちなので、体に負担をかけないよう、自転車のサイドキャリアにボードを載せて海に行っています。抱えて歩くのがつらい人にとって、サイドキャリアはかなり有力な選択肢です。

自転車で運ぶときの注意点

ひとつ気をつけたいのが、道幅です。

ボードを横に積むと、当然その分だけ幅が出ます。稲村ヶ崎まで自転車で行くときなど、狭い道では油断するとボードをぶつけてしまうことがあります。

ボードが傷つくだけならまだしも、人や車に当たったら大事故です。いつもより車間・人との距離を広めにとって、ゆっくり走ることを心がけてください。

バイク(原付・自動二輪)

知り合いには、バイクで海に来る人も多いです。ただ、ここで注意したいのが「積載サイズの規制」。次の章でくわしく書きます。

バイクで運ぶときは「積載サイズの規制」に注意

原付やバイクには、荷物の大きさに法律上の制限(道路交通法)があります。ざっくり言うと、こんな内容です。

  • 荷物が、左右それぞれ0.15m(15cm)を超えてはみ出してはいけない
  • 前後は、積載装置から0.3m(30cm)を超えてはみ出してはいけない
  • 高さは地上から2mまで

サーフボードは長さも幅もあるので、とくに横向きに積むと、左右のはみ出し制限をかんたんに超えてしまいます。知り合いが「積載の規制で困る」と言っていたのは、まさにこれです。

規定を超えると「積載物大きさ制限超過」として、違反点数1点・反則金6,000円(原付一種は5,000円)の対象になることがあります。

積載の規制は改正されることがあり、原付か自動二輪かでも細かく異なります。バイクにボードを積む前に、必ず警察庁やお住まいの都道府県警の公式情報で、最新のルールを確認してください。

個人的には、無理してバイクに積むより、自転車+ボードラックか、海の近くに保管するほうが、気楽で現実的だと思っています。

まとめ

車がなくても、サーフィンはちゃんと続けられます。ポイントはこの3つです。

車なしでボードと付き合うコツ

  • 保管:ソフトは庭、ハードはケースに入れて室内。直射日光と高温を避ける
  • 海が遠いならボードロッカー(月4,500円ほど)、近いなら自宅保管
  • 運搬:徒歩なら脇に抱える/距離があれば自転車+サイドキャリア(道幅に注意)
  • バイクは積載サイズの規制に注意(公式で最新確認を)

そもそも最初の一本の選び方は初心者の最初の一本に、始め方全体は湘南でサーフィンの始め方に、ウェットの手入れはウェットスーツの選び方にまとめています。あわせてどうぞ。